株式会社HHKピースでは、年間の研修計画のもと、月1回のペースで各種研修を開催しております。
今年度はコロナウイルス感染症の影響もあり、開催を自粛した月や、講師の先生との調整がつかずに開催できなかったり等ありましたが、6月~8月までに計4回行うことができました。ここで、上半期の社内研修を振り返りたいと思います。
① 6月28日 メンタルヘルス研修 ~ネガティブな感情との付き合い方(怒り編)~
青森県公認心理士である、弘前愛成会病院・公認心理士 相馬香里様を講師に迎え、ネガティブ、特に怒りの感情に対して自身でどう対処し向き合うかといった内容の講義をしていただきました。
ストレスや怒りというネガティブな感情の受け入れ方、扱い方、対処法など、自分がどういった人間なのかを冷静に見つめる事で、自分はこういうタイプの人間だからこういった思考になるのか…と「なるほど!」と思わせてくれる内容でした。ご利用者様への対応だけでなく、職場やその他への人間関係へ活かせる素晴らしい研修でした。

② 7月8日 ケアと接遇 ~介護支援の基本的な考え方~
青森市地域包括支援センターみちのく 佐々木央様を講師に迎え、介護におけるケアと接遇の基本的な考え方について講義していただきました。
介護に携わる者としてとても大切な「接遇(おもいやり)」。我々の仕事は、忙しいからといって、決して「作業」にはしてはいけない「相手」のいる仕事であると再認識した内容でした。弊社の社訓である『個性の尊重』・『優愛』にも通ずる研修でした。
③ 8月10日 認知症ケアにおけるチームアプローチ
弊社代表・平井による社内研修。
ケアマネジャー、訪問介護サービス、デイサービス、訪問看護、有料老人ホームのそれぞれ別の所属になっている職員でグループワークを中心に、多方面からの視点・意見を取り入れることで、「そのご利用者様の認知症に伴う周辺症状を和らげ、穏やかに過ごしてしただけること」、「チームでアプローチすることでお互いを補い合いながら職員の精神的負担を軽減できること」を学び、今後のケアに活かしていきたいと思いました。
④ 8月25日 看取りケア
社会福祉法人中央福祉会 法人本部・看護師長兼、特別養護老人ホーム三思園・看護主任 高橋進一様と、同法人本部経営企画室・室長兼、特別養護老人ホーム三思園・主任生活相談員 阿部一樹様のお二人を講師に迎え、施設での看取りケアについて、考え方や具体的なケアの例を交えながら講義していただきました。
青森県内でもまだ少ない、施設葬を行っている施設ということで度々新聞等にも取り上げられている三思園様。ここに至るまで紆余曲折を経てこられたということで、事例や体験談を交えて、介護における看取りケアということについてお話いただきました。
介護と医療においての看取りということへの立場の違いにおける介護の現場でのアプローチについてや、ご家族様やご本人様と最期の時について、いかにポジティブに話をたくさんする事が大切かなど、目から鱗が落ちるような興味深いお話を聞かせていただきました。もう一度研修して欲しいという意見が出るほど弊社職員一同関心の高いありがたい研修となりました。





以上、今年度行われた4回の研修の振り返りでしたが、どの研修にも共通しているのは、自身の固定観念にとらわれず客観的に物事を捉えることで視野が広がっていくということだと思いました。ご利用者様の生活歴を知り、ご本人やご家族様とのコミュニケーションを大切に、研修で学んだことをケアに活かしていこうと思います。
お忙しい中、弊社まで足を運び講義して下さった講師の皆様には、本当に感謝しております。改めて、本当にありがとうございました。